土佐小夏のジューシーな果汁は爽やかな酸味。
マシュマロのように白く甘い果皮
夏の訪れを感じる味覚「土佐小夏」
土佐小夏は、南国高知の初夏を代表する果物。また、果皮を一緒に食べる珍しいフルーツとして知られています。果実だけでも美味しいのですが、表面の黄色い果皮だけをそぎ落とし中の白い果皮をたっぷりつけたまま食してみてください。
果実の酸味がほんのり和らいで、小夏独特の優しい甘みとして舌を楽しませてくれます。
果皮と言ってもまるでマシュマロのように柔らかく、赤ちゃんを抱くお母さんの肌のように果汁をしっかりと包み込み、しっとりとした甘みを楽しめます。ぜひ土佐小夏の珍しい食べ方をお試しください。
土佐小夏は、高知県での呼び名です。
宮崎県では「日向夏」、愛媛県や静岡県では「ニューサマーオレンジ」とも呼ばれ、広く親しまれているフルーツです。
早いものは、3月中旬頃から出荷が始まりますが本格的には、5月の連休を過ぎてからの出荷になります。
6月中旬から7月下旬まではお中元の贈り物としても人気を博しています。(6月20日頃よりクール便での発送となります。)
土佐小夏を初夏のご家族の団らんに
とっても美味しい「土佐小夏」は、お子様も大好物。柔らかな甘味と爽やかな酸味で、スポーツの後などにも最適です。家族みんなで召し上がってください。きっと笑みがこぼれてくるはず。
「土佐小夏」の爽やかな香りが一面に広がり、家族の会話が弾むことでしょう。
土佐小夏のお召し上がり方
黄色い表皮(フラベド)だけをリンゴの皮をむくように薄くむき、内側の白い部分(アルベド)を付けたままの果肉をそぐようにして皿に盛りつけます。このアルベドと果肉を一緒に食べることにより味がまろやかになり風味が増します。
また、はちみつやヨーグルトを掛けて召し上がるとよりいっそう小夏を楽しめますよ。
フルフルの食感「小夏のゼリー」の作り方
材料
- 小夏絞り汁 300ml
- 寒天パウダー 8g
- 三温糖 80g
- 水 700ml
作り方
- 小夏を半分に切り、種を取り除いてギューッと絞ります。薄皮は除きます。
- お鍋に水を入れて、寒天パウダーを振り入れ、グルグルかき混ぜる。吹きこぼさないように気をつけて、2〜3分沸騰させる。
- 火を止めて、三温糖を入れて混ぜる。溶けたら小夏の果汁を入れて混ぜる。
- お好きなカップに入れて、あら熱が取れたらラップをして冷蔵庫で冷やす。
美味しいだけじゃない!
土佐小夏の効能ご存じですか?
疲労回復や抗ガン作用、動脈硬化の予防…
小夏はとっても優れものなんです!!
疲労回復に効くクエン酸、活性酸素を解毒するビタミンC、抗ガン作用のあるペクチンおよびβ−クリプトキサンチン、動脈硬化を予防する働きがあるといわれるヘスペリジン(通称ビタミンP)が豊富に含まれています。
これらは、他の柑橘類にも含まれてはいますが、普通は捨てられがちな筋と皮には果肉部分の4倍のペクチン、ヘスペリジンが含まれているので、皮と種以外は丸ごと食べられる土佐小夏は最も効率的にかつ美味しく機能性成分を摂取できる柑橘類といえるでしょう。
土佐小夏の誕生秘話
土佐小夏の歴史をたどっていくと、約200年ほど前、宮崎市赤江町の真方安太郎の宅地内で偶発実生として発見されたそうです。詳細は不明ですが果実の特徴からユズが関係していると思われます。
高知県に入ってきたのは明治22〜24年頃で、南国市久礼田植野の徳橋喜三郎氏が宮崎県に滞在中に苗木を購入し、郷里へ送ったのがはじまりとか。
土佐小夏その生産地
高知県の中心高知市から車で東へ約40分の所にある土佐市波介(はげ)地区。土佐湾から約5キロ内陸へ入ったところです。高知県では土佐市波介地区の他にも、宿毛市、東洋町などでも小夏の栽培をしています。しかし中心は波介(はげ)地区で、ここでの生産量は県下の約6割を占めています。仕入れの中心はこの波介(はげ)地区の、約10名の小夏名人のものです。
4月上旬から5月中旬まで、高知市中央卸売市場に出荷されてくる土佐小夏を1軒1軒味見をして、糖度計で糖度を測ります。仕入れの基準は糖度11度以上。それ以下のものは仕入れをしません。
また武田青果では、直営の農園でも土佐小夏を生産しています。高知市池というところで、平成6年からハウス栽培を行っています。こちらの生産物は波介地区の小夏名人ほどの見栄えではないものの、甘く美味しい土佐小夏をお手頃価格でお届けさせていただいています。直営農園のものは「自家栽培品」と表示させていただいていますので、お間違の無きよう、ご注文ください。
美味しくないものは売らない。
昭和二年創業武田青果の変わらぬこだわり
こだわり? 信頼できる生産者さんのものに限定
仕入れは、高知県高知県土佐市波介地区のもので、信頼できる生産者さんのものに限定しています。
こだわり? 武田青果直営農園の「自家栽培品」
「自家栽培品」は武田青果直営農園で、「もっと美味しいものをお手頃に」との思いを込めて生産しています。
こだわり? ハウスの中で大切に育てる
ハウスの中で高知の豊かな日光を一杯に浴びせて、大切に育て上げています。
こだわり? 糖度11度以上の小夏だけを厳選
糖度計による厳正な品質管理を経て、糖度は11度以上のものだけを選別しています。
お客様からの喜びの声
Coco様
蒸し暑い時期この小夏を冷やしていただくと一気に爽やかに
酸味甘みのバランスが抜群です
ご労作をいただいて感謝です。
テオクール様
毎年この季節が楽しみで、今回もお取り寄せさせていただきました。
大変美味しくいただいております。
昨年、初めて小夏の皮を使ってマーマレードジャムを作ってみました。苦みがあるなかにも爽やかさがあり、見よう見まねで初めて作ったにしては美味しかったです。今年も作ろうと思い、食べた先から皮を冷凍保存しています。
これからもお願いしようと思っていますので、よろしくお願いします。
Neko様
法事のお供えに購入させて頂きました。
自宅から持参する予定で日程をお伝えしたところ、前日の午前中に届くよう考慮して発送して下さいました。法要後、参列して下さった皆様にお分けしましたが、とても綺麗で美味しそうな小夏だと喜んで頂けました。わが家にも一つ持ち帰りいただきましたが、とても美味しかったです。熨斗の確認なども丁寧に対応して頂き、本当にありがとうございました。
土佐小夏の価格の違いについて
土佐小夏は小さいほうが糖度が高く品質が優れているため、大きいものより価格が高めになります。
★同じサイズでの価格差★。
主に外観と中の袋のやわらかさ、お味などにより違いがあり、それに応じて価格設定させて頂いております。