価格:6,300円(税込)
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独特な香りと歯ざわり、味覚として深く印象が残る甘酸っぱさ。非常に個性的な味わいが、やまももの特徴です。梅雨時期に収穫時期を迎えるにもかかわらず雨に打たれると水っぽくなるので、梅雨の「中休み」のタイミングに合わせてサッと採ってしまわないといけません。収穫のタイミングが非常に難しい果物でもあるのです。また日持ちがしにくいため、都会では「幻の果実」「高級果実」と言われています。
やまももは初夏の味覚を代表する果物であり、郷愁を誘う故郷の味として珍重されています。高知では県の花となっており、とりわけ大切にされています。やまももは庭木や街路樹としてよく利用されています。「昔、子供の頃、近くのやまももの木に登って真っ赤に熟れたやまももの実を口に頬張った。そりゃ、美味しかったもんじゃ。」と年配の方が、おっしゃいます。そのくらい一般的だったやまももも、近年では実が落ちて路面や服を赤く染めるのが嫌われ都会ではあまり見られなくなってきました。表年と裏年があり隔年結果が激しく、生産量は毎年一定量ではありません。端光、森口、中山、亀蔵、瑠光などの種類があります。
ビタミンが豊富に含まれ、タンニンも含まれるやまももは、健胃、整腸作用、唾液の分泌を促進する作用や消化を助ける作用があります。昔から山桃の実が良くなる年は赤痢が少ないといわれており、これは梅と同様に核の酸に含まれているタンニンのためだと考えられています。
またカリウムが豊富で、細胞内外のミネラルバランスを持続するのに大いに役立ちます。ヤマモモの実は甘酸っぱくさっぱりとして口の中をさわやかにし、疲れを癒してくれます。ヤマモモ酒は、冷え性・滋養強壮に効くといわれています。
お客様の声
1粒が直径2.5cmほどあり、口に入れると野性味あふれる美味しさが口いっぱいに広がります。生食するのが一番おすすめ出来る召し上がり方です。日保ちが短いので、お手元に届きましたら直ぐにお召し上がり下さい。軽く水通しする程度に洗って、酸っぱい場合は塩を軽くふると美味しいです。もちろん完全に冷やした状態を維持して下さい。
なお、「やまもも酒(果実酒)」、「やまももジュース」、「やまももジャム」、「やまももゼリー」 としてもお楽しみ頂けます。
やまももは、果実の表面がたいへんデリケートな為日持ちが悪いです。到着当日、すぐにお召し上がりいただくようお願い申し上げます。万が一その日のうちにお召し上がり頂けない場合は、肉、魚専用貯蔵室での保管をお願い申し上げます。
会社から車で東へ約20分の所にある高知市のはずれ、十市(とうち)にタケダのやまもも畑があります。海岸から約1.5キロくらい内陸へ入ったところで、近くに自生のやまももの大木がたくさん生えています。そんな地にタケダの亡き父がこのやまももの苗を植えたのは、もう15年も前のことになります。午後摘んだやまももの果実を翌日のうちに飛行機でお客様の元へお届けする。現在では当たり前のことですが、その当時、父がこのような構想で始めたものです。
やまももは中国から来たと伝えられています。名前の由来は、夏ころに紅紫色に熟す果実は、甘酸っぱく、山桃(やまもも)という意味で呼ばれたとされています。また漢名の揚梅(ヤンメイ)からヤーメイ→ヤーモウ→ヤマモモに変化したという説もあります。漢名の楊梅皮(ようばいひ)とは、中国の古書には「その形が水楊子(トウダイグサ科のナンバンヤナギの果実)のように見えて、味が甘酸っぱく梅に似ているから、楊梅皮(ようばいひ)となづけた」という記述があります。
山に生え桃の様な果実をつけることから、別名として楊梅(ようばい)、山桜桃、火実などがあり、古代から和歌などで親しまれています。「古事記」で、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が「桃の子(み)」を投げつけて黄泉(よみ)の国の雷神を退散させる、という部分があり、この「桃の子(み)」は山桃の実だとの説があります。
名前にモモがつきますが、モモはバラ科であり、ヤマモモとモモは全くの別植物です。